志野焼作家、加藤光雄さんによる情緒あふれるマグカップ


全国津々浦々、日本にはさまざまな「○○焼」がございます。有名なものでは有田焼や九谷焼、備前焼などがありますが「志野焼」をご存知の方は、一体どのくらいいらっしゃるのでしょうか…

今回は、全国的にはマイナーな部類!?に入るかもしれない、志野焼のマグカップにフォーカスを当ててみます!

志野焼とは

IMG_3728

まずは陶芸家の加藤光雄さんの前に、志野焼のご説明から。

志野焼とは、実は全国的にも有名な美濃焼の一種です。鉄分を多く含まない白土と、長石を砕いた白の釉薬を使うことから、和の陶器でありながら白を基調とした作品に仕上がるのが特徴。
(焼成後に器が赤っぽくなるのは、土の中の鉄分が化学反応を起こしているんです)

しかし、江戸時代には技術の担い手がおらず、一度は消滅してしまったそうですが、昭和の時代から新たに志野焼を再現しようという作家が増え、再度作られるようになりました。

現在でも美濃地方の多くの作家によって、数々の個性豊かな志野焼が作られています。

志野焼作家、加藤光雄

image2

加藤光雄さんは伝統の焼き物である志野焼の技を継承しつつ、現代でも使えるようなカップや器を制作する陶芸作家。
シンプルな風合いで、暮らしの中に溶け込むカップ。知る人ぞ知る名作家といったところでしょうか。

マグカップ

image4

ストライプのラインがスマートなマグカップ。
一本一本の線に作家の手仕事の跡を感じます。

作家ものというと、個性が爆発するような作品や、クラフトっぽい整った写しさがある作品の2タイプに分かれますが、加藤さんの作品はそのちょうど中間。整った美しさを基本にしながら、作家の手間暇といった部分を感じることができます。

image5

上からのぞくとこのように。
容量300ccと、大きめサイズ。コーヒータイムをたっぷり楽しみたいときや、男性用のカップとしておすすめ。

image6

底面には加藤さんのサインが。作家の刻印は品質を保証するサインでもあります。

全国的に有名なやきものもよいですが、ちょっとマイナーな志野焼にもチャレンジしてみてください。
加藤光雄さん、これからは要チェックです!