志野焼作家、加藤光雄さんによる情緒あふれるマグカップ
全国津々浦々、日本にはさまざまな「○○焼」がございます。有名なものでは有田焼や九谷焼、備前焼などがありますが「志野焼」をご存知の方は、一体どのくらいいらっしゃるのでしょうか…
今回は、全国的にはマイナーな部類!?に入るかもしれない、志野焼のマグカップにフォーカスを当ててみます!
志野焼とは
まずは陶芸家の加藤光雄さんの前に、志野焼のご説明から。
志野焼とは、実は全国的にも有名な美濃焼の一種です。鉄分を多く含まない白土と、長石を砕いた白の釉薬を使うことから、和の陶器でありながら白を基調とした作品に仕上がるのが特徴。
(焼成後に器が赤っぽくなるのは、土の中の鉄分が化学反応を起こしているんです)
しかし、江戸時代には技術の担い手がおらず、一度は消滅してしまったそうですが、昭和の時代から新たに志野焼を再現しようという作家が増え、再度作られるようになりました。
現在でも美濃地方の多くの作家によって、数々の個性豊かな志野焼が作られています。
志野焼作家、加藤光雄
加藤光雄さんは伝統の焼き物である志野焼の技を継承しつつ、現代でも使えるようなカップや器を制作する陶芸作家。
シンプルな風合いで、暮らしの中に溶け込むカップ。知る人ぞ知る名作家といったところでしょうか。
マグカップ
ストライプのラインがスマートなマグカップ。
一本一本の線に作家の手仕事の跡を感じます。
作家ものというと、個性が爆発するような作品や、クラフトっぽい整った写しさがある作品の2タイプに分かれますが、加藤さんの作品はそのちょうど中間。整った美しさを基本にしながら、作家の手間暇といった部分を感じることができます。
上からのぞくとこのように。
容量300ccと、大きめサイズ。コーヒータイムをたっぷり楽しみたいときや、男性用のカップとしておすすめ。
底面には加藤さんのサインが。作家の刻印は品質を保証するサインでもあります。
全国的に有名なやきものもよいですが、ちょっとマイナーな志野焼にもチャレンジしてみてください。
加藤光雄さん、これからは要チェックです!