栃木県から青い釉薬が美しい益子焼のお皿と器が届いています
栃木県の伝統的な焼き物といえば”益子焼”。毎年5月のゴールデンウィークと11月ごろに、益子陶器市という益子焼の祭典が益子町で開催され、全国から多くの人が集まります。
益子焼は江戸時代末期に始まった伝統的なやきもので、現在でも250を超える窯元があるそうです。技巧を凝らす工芸品というよりも、用の美を追求した民芸品としての側面が強いような気がします。
作風としては窯元や作家によってまちまちで、伝統的なものから独創的なものまで、さまざまな器が作られています。
美しい青の益子焼
こちらの益子焼のお皿は、青色の釉薬が主となっています。和食器がベースになっていますので、青色の釉薬を使用しても無機質で冷たい感じにはならず、どこか温かみのある青に仕上がっています。色の深みに美しさを感じますね。
また和食器特有の土っぽい感じにも惹かれます。
伝統の益子焼だからといって、盛り付けは和食に限るということはありません。どちらかというと洋食にも合わせやすい作風ですので、いろんなシーンでお使いいただけます。
飯椀
益子焼の飯碗。おいしくご飯をいただけそう。
工業製品のように機械的に作られているわけではないので、完成までのいたるところで、ものづくりの基本でもある人の手がかかっています。青釉のかかり具合が器それぞれで異なっているところも、手作りの味を感じるポイント。
5.5寸皿
5.5寸皿には、どんな料理を盛り付けようか、いろいろと想像が膨らみます。
こちらは打刷毛目(うちはけめ)という技法を用いています。小鹿田焼(おんたやき)でよく使用される技法で、陶土が乾く前に刷毛(はけ)を押し当てて模様を付けていきます。そうするとご覧のように菊の花びらのようなやわらかい模様になるのです。
益子焼は使うための道具として作られていますので、見た目の美しさもさることながら、使い勝手のよさもご実感ください。
※2015年大流行のメイソンジャーとのセットもございます。